◇三浦竹泉(四代)・・明治44年二代竹泉の長男として生れ、昭和六年、四代竹泉を継承する。主に煎抹茶器を製作。昭和47年五代竹泉に譲り隠居する。昭和51年没。現在、五代目。
◇この手の竹泉さんの花瓶は、大と中の大きさがありますが、大の方です。
◇作品は、状態良好です。箱に指摘あり。
◇60年〜70年前頃の作品。
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参照:高砂手・・染付の一。中国明代末の景徳鎮の古染付の花入。形状は、砧形で、鯉耳が付いた頸部の裏表に人物、肩に蓮弁紋、胴に水藻が描かれている。茶人が、謡曲「高砂」にちなみ、二人の人物を尉と姥に、水藻を若松に見立て、高砂手と称した。景徳鎮の造形系譜にはない形で、小堀遠州の時代に日本の茶人から注文されたもの、あるいは日本向けに作られたものとされる。