昨年(2023年)11月8日の話
業者ばかり市場(オークション)で、緑和堂さん出品「黒平茶碗 九代大樋長左衛門」を77,200円(品物代金75,000円+買の手数料2,200円)で落札しました。

気に入って買ったので、嬉しかったです♪♪

黒平茶碗 九代大樋長左衛門 即中斎書付

 
ネット検索したら、同じ品物が出てきました。

今は、消えていますが、こんな画面でした。

黒平茶碗 九代大樋長左衛門の説明


ガーン!!緑和堂・名古屋支店さんが4万円で買取って書いてある。


ページ削除要請
以前、緑和堂さんから買った品物がホームページに掲載されていたので、そのページ削除要請したら、応じてくれましたが、今回は拒否されて、市場の担当者から緑和堂の担当者を紹介されました。

緑和堂さんの担当者との電話のやり取り

改野商店の主張-例えば、当店がホームページにて、この品物を12万円で販売したとします。 買ったお客様が、検索した場合、これだけ特徴があると全く同じ品物であると気がつきます。4万円で買った品物を12万円で買ってしまった。(実際は、77,200円で買っていても、買取参考価格4万円って書いてあれば、そう思われかもしれないのです。)こんな店で二度と買わないと思われる可能性があるのです。 それと、古美術品や茶道具を買われるお客様は、秘密主義な方(次のお茶会に使う為など)が多いのです。ですので、買われた品物が、ずっとホームページ上の買取実績で載っているのは、当店だけでなく、販売したお客様に迷惑がかかると言いました。

緑和堂担当者の主張-買取実績を載せないとホームページでの集客が少なくなる。公開しないことはありえない。 買取をしたお客さんから、載せないでくれというならば、載せませんが・・それは、改野商店とお客さんの兼ね合いになるので、そこは違うかなぁと思います。当店は、載せない事でお客さんが減ったりする、不利益を被る。これをどう思われますか?と質問を逆に投げかけてきた。

改野商店(オークションで買う業者は、お客さんだと思ってなく、あくまでも売るお客さんだけがお客さんという口振りでした。)全く考え方が違う企業なので諦めました。


ですので、今回の事を買取の宣伝に使うことに決めました!!


大樋焼平茶碗の魅力について
緑和堂さんは、この
※1査定の金額になった理由を書いてましたね。

当店魅力と感じたのは、
九代大樋長左衛門作で雰囲気のある茶碗+即中斎宗匠の箱書があるのと、この彫りが良いです。

これ何が書いてあるか分かりますか?

即中斎彫茶碗

左から流水or波or川の絵? 中は是水  右は即中斎の花押

何の事?是水って何?


正解は、水是水 。禅語の「山是山 水是水」の後部分を彫ってます。意味は、山は山として、水は水として完結しているの意。そのままでその存在を十分に発揮していること。
素敵ですね!!と思って買いました。


買取業者の種類
古美術品・骨董品を買取るお店は、大きく分けて買取専門店と買取・販売の両方を行っているお店です。

買取専門店
お客さんから買い取った品物を、業者市場や小売店に転売することで、差額を利益としています。
 「お客様→買取専門店→業者市場→販売店→愛好家」
ですので、買取専門店から品物を買っている側のお店より買取り価格は安くなる傾向にあります。
 
改野商店の場合
 買取・販売の両方を行っている店となります。
「お客様→お店→愛好家」
直接お客様に販売するのも多く、間に入る業者の数が少ないので、余分な仲介手数料が不要になり、その分、高く買取りが出来る可能性があります。

高価買取の仕組み

また、稽古道具でも高く値入れが出来る品物を知っていたりもします。

例えば、1〜3の商品で、どれが高く買取が出来るか分かりますか?

買取比較

正解は(3)です。

1は、十三代中里太郎右衛門窯の作品です。有名な唐津焼の作家ですが、本人作でなく、窯物で数多く作られています。
2は、前端春斎作の大徳寺古材香合ですが、開山國師六百五十年大遠忌奉讃大茶会記念の記念品です。
3は、木地曲片口水次で稽古用ですが、最近は、作れる人も少なくなり、流通が少なくなってきました。お点前で使う必要な商品となります。


当店では、大事にしていた品物を次の喜んでいただけるお客様に受け継ぐお手伝いが出来ると考えています。


最近増えてきた骨董品の買取業者のお話
これは、緑和堂さんのお話ではありませんが、別の〇〇を買取にきて、貴金属や骨董品等お持ちでないかと聞かれ、申し訳ないので家にある品物を出したら、担当者は査定が出来ないので、本部に写真を送り、本部が査定しているので長い時間を待たされるという事を何度も聞いた事があります。
作者作品も関係なしに箱付なら200円で買取るというような業者もいるそうです。

買取に来られる担当者が、知識があるかどうか試してみてはどうでしょうか。

例えば、簡単な質問で、茶道の三千家とは?六古窯をすべて答えて?永楽善五郎は現在何代目?伊万里焼はどこの県の焼物?備前焼の人間国宝を二人あげよ。等

基本的な古美術や売られる分野の質問に、即座に答えられないようであれば、売るのをやめておいた方がよいのではないでしょうか。


話の流れの中で
今回、緑和堂さんが4万円で買取した品を7万5千円で買ったという事をホームぺージに掲載してもよいかの問いに、自由競争なので問題ないと言われたので載せる事にしました。ですので、関係者の方は文句を言ってこないようにお願いします。
  
 改野商店

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