◇河本五郎・・ 大正8年、愛知県瀬戸市生まれ。研修所の意匠デザイン専攻を終了した後に、昭和25年、染付陶芸家河本礫亭の家を継ぎ、河本姓を襲う。また加藤嶺男らと陶芸グループ「灼人」を結成しました。昭和28年、第9回日展に「草紋花器」が初入選し、同年の朝日現代陶芸展で「灰釉花器」が最高賞を受賞。昭和33年、ブリュッセル万国博覧会でグランプリ。昭和34年、カリフォルニア国際博覧会でデザイン賞金賞。昭和35年、朝日日本現代陶芸展で最高賞・日本陶磁協会賞。 昭和37年、第5回新日展で「黒い鳥の器」が特選・北斗賞。昭和40年、西ドイツ国際手工芸展特別展で「灰釉壷、三点ユニット」が金賞を受賞するなど、国際的に活躍した。瀬戸の伝統に現代的造形と感性を盛り込み、瀬戸の現代陶芸の代表的作家として活動しました。昭和61年、没。
◇出来のよい作品です。
◇作品は、きれいで状態良好です。
◇昭和45年以降の作品。(栞より)