◇十二代 楽弘入・・ 1857(安政4)年、十一代慶入の長男として生まれる。15歳の明治4年、樂家の家督を継ぎ、樂家十二代・樂吉左衛門を襲名。弘入は温厚な人柄で、楽家存続ために力を尽くしたと言われている。大正8年、剃髪隠居。弘入と称し、翫土軒と号す。以後、京都本邸と九代・了入の別荘であった滋賀県石山を往復し、「茶湯」、「俳諧」に老後を送り優雅な晩年を送る。昭和7年、没。
◇表千家・堀内不仙斎宗匠が「渓流」と銘を付けていて、よい雰囲気です。白っぽい部分があり傷っぽく見えますが、傷ではありません
◇作品は状態良好です。
◇大正8年〜昭和7年までの作品。
◇堀内不仙斎・・茶道表千家堀内家十世家元。明治22年、八世宗完の三男として生まれる。不仙斎と号する。家督を継承した時わずか11才であったため、石川若水を迎えて一時門弟の稽古の補佐を受けた。昭和20年歿、57才。