◇琢元弥介(たくげんやすけ)・・(寛延元・1748〜文政十三・1830)は近江国生まれの陶工。久楽焼の祖。指物師の駒沢利斎など千家出入りが許され、ソツ啄斎・了々斎宗左の愛顧を受けた。ソツ啄斎好みの「初午茶碗」「島台茶碗」を製作し、ソツ啄斎の一字を与えられ「啄元」と号す。特に赤楽にすぐれた。
◇作品は、手焙として製作された物ですが、大きいですが水指としても使用できるように塗蓋が付いています。面白みのある作品です。
◇作品は口にホツ等ありますが、時代的な事を考えれると状態の良い方です。共箱は、経年感等あり。
◇弥助焼は、初代啄元弥介が始めた楽焼。二代から久楽焼という。久楽弥介(二代)は、文化4年(1807)生まれ。初代弥介に陶技を学ぶ。二代も名工として知られ、表千家吸江斎・碌々斎の好み物のほか、備前や交趾の写し物を製す。紀州治宝公から「久楽」の号を拝領し、その後「久楽焼」と称している。慶応4年(1868)、没。三代目が没した明治15年で途絶える。