◇宗完さんの箱書のみの箱ですので、大下香仙さんの代は不明ですが、四代の作かと思われます。
◇指摘部分に軽いヘコミがあります。それ以外状態良好です。
◇四代 大下香仙(おおしたこうせん)・・・石川県加賀市の蒔絵師。昭和四十八年 漆芸家 父・大下香仙に蒔絵を師事。昭和五十九年〜六十二年 山中町蒔絵創作展金賞二回、佳作二回受賞。昭和六十一年、第二回一柳青国際美術展優秀賞受賞他。
◇表千家・十二代堀内宗完(兼中斎)の書付があります。
◇感じのよい作品です。
◇20年~30年前頃の作品。
◇ 十二代 堀内宗完(兼中斎)・・・大正8年京都に生まれる。昭和19年京都帝国大学理学部卒業。昭和21年、兄・幽峯斎宗完の死去に遭い、長生庵を継ぐ。同年表千家不審菴入門、以後内弟子として表千家家元・即中斎宗匠に師事。また建仁寺竹田益州老大師より兼中斎の斎号を受く。昭和28年、十二代堀内宗完を襲名する。平成9年、甥の堀内国彦氏が宗完を継ぎ、宗心を名のる。平成11年、表千家家元より的伝を受ける。平成27年、没。