◇小田雪窓・・明治34年、鳥取県生。大徳寺506世住持。諱は宗甫、室号は蔵暉。503世後藤瑞巌の法を嗣ぐ。同25年、僧堂師家となり、昭和30年十一代管長に就任、のち開堂した。龍翔寺に住した。昭和41年、65才没。
◇盛永宗興和尚の識箱です。長さは、185.5cmでやや長めです。
◇シミ・折れありますが、ある程度仕方ない範囲かなぁと思います。その他は基本的に状態良好です。
◇60年〜70年前頃の作品。
◇松柏雪後翠(しょうはくせちごのみどり)・・松や柏樹は無限の命をもつ。寒い冬が訪れ、雪が松や柏の樹にふりかかっていても決して枯れることない。厳しい季節をたえ、以前にもまして青々とした色を見せてくれる。長寿を言祝ぐ一句。
◇盛永宗興(もりなが そうこう)・・臨済宗の僧。大正14年、富山県に生まれ。後藤瑞巌について出家し、小田雪窓より印可を受けた。妙心寺・龍安寺の塔頭である大珠院住職を務めた。昭和61年〜平成6年まで、花園大学学長。平成7年没。